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株式会社大阪ケミカル・マーケティング・センターはマーケットリサーチを専門とする1962年設立の実績ある会社です。

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〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6-7-21-502

 Vol.3 No.317 プラスチック・繊維のサスティナブル対策と製品開発

 2021年12月刊行  定価:75,000円(税込み82,500円)      B5判 160ページ     
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<刊行のねらい> いま必要なのは生き残るための材料改革

  1. 海洋プラスチックのごみ問題を契機に、プラスチックを取り巻く環境が大きく変わった。世界では脱プラスチックの 動きが活発化しており、プラスチックは持続可能(サスティナブル)な社会に寄与しなければ生き残れなくなる。 リサイクル再生樹脂、バイオマス樹脂、生分解性樹脂など環境負荷の低い材料に切り替えることが必要で、コカ・コーラ社、 ペプシコ社、ネスレ社などの大手清涼飲料メーカーは再生PET樹脂の採用比率を引き上げている。
  2. 繊維もマイクロプラスチックの排出や、染色加工、綿花栽培における水の大量消費、廃棄衣料のリサイクルなど、 様々な問題が指摘されている。今後も繊維産業を持続させるためにはこれらの一つ一つに対処しなければならず、 フリースの構造変更や、原着糸、オーガニックコットンの採用拡大、廃棄PET衣料のケミカルリサイクルなど、 様々なサスティナブル対策が進められている。
  3. 20世紀は大量生産、大量消費の時代であったが、21世紀はその反動で脱炭素や循環型経済が求められている。 プラスチックと繊維はかつてのような資源の大量消費ではなく、21世紀にふさわしい材料に変わらなければならない。 本レポートはプラスチックと繊維の生産・需要動向から環境問題、その対策、企業動向など、現在の動きを精査し、 最新動向としてまとめたものである。

<目  次>                         見本ページ

1. プラスチックの環境問題とサスティナブル対策
 1−1 プラスチックの課題と持続可能社会の構築
 1−2 世界のプラスチック環境問題
  1−2−1 プラスチックの海洋汚染
   (1) 世界の海洋プラスチックごみ問題
    ①各国のプラスチックごみ海洋流出量
    ②マイクロプラスチックの生成と浮遊量
   (2) 日本の海洋プラスチックごみ問題
    ①海洋プラスチックごみの種類と比率
    ②プラスチックごみの流出量
  1−2−2 プラスチック廃棄物の輸出入と制限
   (1) 中国の廃プラスチック輸入禁止とその影響
   (2) アジア諸国の廃プラスチック輸入規制
    ①マレーシア  ②ベトナム  ③シンガポール
    ④タイ  ⑤カンボジア  ⑥ミャンマー、他
   (3) 欧米のプラスチック廃棄物処理状況
   (4) 日本の廃プラスチック輸出量と動向
 1−3 世界のプラスチック使用規制
  1−3−1 規制プラスチック製品の種類
   (1) 使い捨てプラスチック製品
   (2) マイクロビーズの製造・販売禁止
  1−3−2 各国の使い捨てプラスチック規制状況
 1−4 環境問題とプラスチックのサスティナビリティ
  1−4−1 プラスチックのサスティナブル要素
    ①リサイクル  ②脱プラスチック(紙、他)
    ③生分解・バイオマスポリマー  ④その他
  1−4−2 プラスチックのリサイクル・再資源化
   (1) リサイクルの分類と位置づけ
    ①マテリアル  ②ケミカル  ③サーマル
   (2) 主要国・地域の再生プラスチック使用目標
    ①EU  ②米国  ③日本  ④中国
   (3) 大手企業の再生プラスチック利用実績・目標
    ①コカ・コーラ社  ②ペプシコ社  ③ネスレ社
    ④ダノン社  ⑤テトラパック社  ⑥ユニリーバ社
    ⑦グラハム・パッキング社  ⑧ヘンケル社、他
   (4) プラスチック廃棄物のリサイクル量(日本)
    ①総排出量  ②有効利用量・率  ③未利用量
    ④マテリアル  ⑤ケミカル  ⑥サーマル
   (5) マテリアルリサイクルの樹脂と輸出量(日本)
    ①樹脂の種類別再生量(PET、PP、PE、PS他)
    ②輸出量と国内供給量
   (6) 日本のケミカルリサイクル実施企業と新規参入
    ①ケミカルリサイクルの展望
    ②ケミカルリサイクルの実施企業
     1)昭和電工  2)JFEプラリソース  3)日本製鉄
    ③ケミカルリサイクルの新規参入
     1)三菱ケミカル  2)住友化学  3)積水化学工業
     4)三井化学  5)出光興産  6)東洋スチレン
     7)PSジャパン  8)DIC  9)東レ  10)帝人
     11)アールプラスジャパン  12)その他
   (7) 世界のケミカルリサイクル参入状況
    ①ライオンデルバセル社  ②トリンセオ社
    ③イネオス・スタイロルーション社  ④ネステ社
    ⑤リサイクリング・テクノロジー社  ⑥BASF社
    ⑦ネクサス・フューエルズ社  ⑧トタルエナジー社
    ⑨イーストマン・ケミカル社  ⑩SABIC社  ⑪BP社
    ⑫エクソン・モービル社  ⑬プライム社、他
  1−4−3 生分解・バイオプラスチックの最新動向
   (1) バイオプラスチックの普及目標(日本)
   (2) 世界のバイオプラスチック生産能力
    ①生分解・非生分解ポリマーの生産能力(〜25年)
    ②ポリマー別の生産能力とシェア
     1)PLA  2)PBAT  3)PBS  4)PHA  5)PE
     6)PA  7)PET  8)PTT  9)PP  10)PEF、他
    ③用途・地域別の生産能力とシェア
   (3) 日本のバイオプラスチック市場
    ①各種バイオプラスチックの需要量
     1)バイオPET  2)バイオPE  3)バイオPA
     4)ポリ乳酸  5)その他
    ②ポリ乳酸の国別輸入量(米国、タイ、中国)
    ③バイオPEの輸入量(ブラジル)
   (4) 海洋生分解性性プラスチックの開発と機能
    ①海洋生分解性試験の規格化状況(ISO)
     1)浅海(海底)  2)潮間帯(堆積物)  3)遠洋(浮遊物)
    ②海洋生分解性プラスチックの開発動向
    ③海洋生分解性プラスチックの課題と展望
   (5) 生分解性レジ袋の環境問題
  1−4−4 脱プラスチックと代替材料
   (1) プラスチック代替材料の開発
   (2) プラスチック代替紙製品の展開状況
    ①バリア性包装紙  ②紙製ストロー
    ③紙製容器  ④紙製カトラリー  ⑤その他
   (3) 代替材料の課題と展望
2. プラスチックボトルの環境問題とサスティナビリティ
 2−1 プラスチックボトルのマーケット動向
  2−1−1 各種ボトルの生産・需要動向
   (1) プラスチックボトルの種類と素材
   (2) 各種プラスチックボトルの生産量
  2−1−2 PETボトル・樹脂の市場動向
   (1) PETボトルの用途別需要量
    ①清涼飲料  ②調味料  ③化粧品  ④酒類、他
   (2) 国産樹脂、輸入樹脂の消費量
    ①国産樹脂(バージン、再生)  ②輸入樹脂
   (3) PET樹脂の国別輸入量(ボトル用、非ボトル用)
   (4) ボトル用PET樹脂の輸入量と樹脂メーカー
 2−2 プラスチックボトルの環境問題
  2−2−1 拡大する世界のPETボトルと樹脂
  2−2−2 ボトル廃棄物の環境汚染
  2−2−3 PETボトル廃棄物の輸出入制限
 2−3 プラスチックボトルのサスティナブル対策
  2−3−1 ボトルのサスティナビリティ
    ①リサイクル・再資源化  ②ボトル軽量化
    ③バイオマス・生分解性樹脂  ④代替容器(紙等)
  2−3−2 PETボトルの使用制限状況
  2−3−3 ボトル軽量化による樹脂使用量削減
   (1) PETボトルの軽量化状況
   (2) ボトル生産量と樹脂消費量の推移
  2−3−4 リサイクル・再生樹脂の採用
   (1) リサイクル樹脂のサスティナブル効果
   (2) 日米欧のPETボトル回収・リサイクル率
   (3) 再生PETフレークの需要量(日本)
    ①ボトルtoボトル  ②シート  ③繊維、他
   (4) 清涼飲料メーカーのリサイクル樹脂採用強化
    ①コカ・コーラ  ②サントリー  ③伊藤園
    ④アサヒ飲料  ⑤キリングループ  ⑥その他
   (5) ケミカル・メカニカルリサイクルのメーカー
    ①協栄産業  ②遠東石塚グリーンペット
    ③日本環境設計  ④その他
   (6) リサイクル・再生樹脂の市場展望
  2−3−5 バイオプラスチックとサスティナブルボトル
   (1) バイオプラスチックのサスティナビリティ
   (2) バイオマスポリエステルのモノマーとポリマー
    ①バイオPET  ②バイオPEF  ③バイオPTF、他
   (3) バイオマス30%PETのボトル動向
   (4) バイオマス100%PETのボトル開発
   (5) バイオマス100%PEFのボトル開発
    ①バイオPEFのポリマー特性とボトル開発
    ②バイオPEF樹脂の企業化動向
     1)アバンティウム社  2)Stora Enso社
     3)コルビオン社  4)オリジン・マテリアル社
     5)ノバモント社  6)北海道大学  7)その他
   (6) バイオプラスチックボトルの市場展望
  2−3−6 脱プラスチックと代替容器の市場展開
   (1) 清涼飲料の各種容器採用状況
   (2) ボトル代替紙容器の開発と展開状況
   (3) 海外の紙製ボトル開発と展開状況
    ①パボコ社  ②エコロジック・ブランズ社
    ③パルペックス社  ④コカ・コーラ社、他
3. フィルム・シートの環境問題とサスティナブル対策
 3−1 プラスチックフィルム・シートの市場動向(国内)
  3−1−1 フィルム・シートの生産・出荷動向
   (1) フィルム・シートの用途別生産量
    ①包装用  ②農業用  ③ラミネート用、他
   (2) フィルム・シートの素材別生産量
    ①PE  ②PS  ③PP  ④PVC  ⑤PC、他
  3−1−2 各種フィルムの市場動向
   (1) PEフィルムの用途別出荷量
    ①産業用  ②レジ袋  ③ごみ袋  ④農業用、他
   (2) PPフィルムの用途別出荷量
    ①食品用  ②工業用  ③繊維・雑貨  ④輸出、他
   (3) PETフィルムの用途別出荷量
    ①包装用  ②工業用  ③輸出
  3−1−3 各種シートのマーケット動向
   (1) A−PETシートの生産・需要量
    ①国産シート、輸入シートの需要量
    ②バージン樹脂、再生樹脂の需要量
    ③食品用・非食品用シートの需要量
   (2) ポリスチレン系シートの生産・需要量
   (3) ポリプロピレンシートの生産・需要量
 3−2 プラスチックフィルム・シートの最新動向
  3−2−1 新型コロナウイルスと食品容器包装材
   (1) 個別包装化とプラスチック容器包装材
   (2) 容器包装材メーカーの展開状況
    ①エフピコ  ②中央化学  ③リスパック
    ④RP東プラ  ⑤シーピー化成  ⑥その他
   (3) 食品容器包装の脱プラスチックと食品衛生
    ①容器包装材の基本機能と要件
    ②包装材の構成とプラスチック材料
  3−2−2 食品ロス削減とプラスチック容器包装材
 3−3 フィルム・シートのサスティナブル対策
  3−3−1 容器包装材のサスティナビリティ
  3−3−2 レジ袋の有料化とバイオプラスチック
  3−3−3 リサイクルの拡大と再生樹脂の採用
  3−3−4 生分解性プラスチックの採用
   (1) 生分解性ごみ袋、コンポスト袋の製品展開
   (2) 生分解プラスチック容器の展開状況
  3−3−5 農業用生分解性フィルムの成長
   (1) 生分解性フィルムの廃棄物削減効果
   (2) 生分解性フィルムの需要量と展開状況
   (3) 生分解性マルチのマーク取得製品
  3−3−6 プラスチックボトル代替パウチ容器(花王)
 3−4 脱プラスチックと紙製容器・包装材
  3−4−1 バリアフィルム代替コーティング紙
    ①日本製紙  ②三菱製紙  ③王子ホールディング
  3−4−2 バイオフィルムラミネート容器・包装紙
  3−4−3 プラスチックボトル代替紙容器
4. 繊維製品の環境問題とサスティナブル対策
 4−1 繊維の最新マーケット
  4−1−1 世界の素材別繊維生産量と動向
  4−1−2 日本の繊維市場と生産動向
   (1) 化学繊維の生産量
   (2) 化学繊維のCO2排出量
 4−2 繊維製品の環境問題
  4−2−1 繊維産業の環境負荷
  4−2−2 再生セルロース繊維の環境負荷
  4−2−3 天然繊維の環境負荷
    ①綿花栽培  ②オーガニックコットン
  4−2−4 繊維生産・加工工程の環境汚染
    ①水消費量  ②PFOA規制  ③その他
 4−3 繊維製品のサスティナブル対策
  4−3−1 繊維製品のサスティナビリティ
  4−3−2 使用済み繊維製品の廃棄物とリサイクル
  4−3−3 染色加工の課題と無水染色
  4−3−4 マイクロプラスチックの削減対策
  4−3−5 ボトル再生PET繊維の生産・需要量
    ①自動車用不織布  ②衣料  ③家庭用品
    ④インテリア・寝装具  ⑤土木・建築資材、他
  4−3−6 ケミカルリサイクル繊維の事業展開
    ①帝人  ②日本環境設計  ③SKグローバル
  4−3−7 バイオポリマー繊維の展開状況
   (1) バイオポリマー繊維の種類
   (2) 繊維メーカーの展開状況
  4−3−8 紙おむつのリサイクルと事業展開
   (1) 紙おむつの構成材料と特性
   (2) 紙おむつの廃棄問題
   (3) 使用済み紙おむつのリサイクル処理法
   (4) 各社の紙おむつリサイクル事業
    ①ユニ・チャーム  ②スーパー・フェイズ
    ③トータルケア・システム  ④サムズ

    
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