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株式会社大阪ケミカル・マーケティング・センターはマーケットリサーチを専門とする1962年設立の実績ある会社です。

TEL. 06-4305-6570

〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6-7-21-502

 Vol.3 No.307 次世代自動車の室内快適材料−開発と市場

 2019年5月刊行  定価:85,000円(税込み93,500円)      B5判 160ページ     
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<刊行のねらい> 新しい車室は広くて高機能

  1. 自動車はいま大きな変革期を迎えつつある。電気自動車、自動運転、カーシェアリング、コネクテッド カーなどの開発、普及が進み、車室内が大きく変わろうとしている。電気自動車では、冷暖房のエネルギー 削減を目的とした断熱性の向上や、静粛性の向上、軽量化が求められている。自動運転は車室のリビング ルーム化、オフィス化をもたらし、シートの薄型化や多様なシートアレンジで室内空間が広がるであろう。
  2. カーシェアリングでは内装材の防汚性、抗菌防臭性がニーズとして顕在化し、室内清掃の容易さや表皮材 の取替なども提案されている。コネクテッドカーでは照明やディスプレイに変化する光透過性表皮材が提案 されるなど、次世代車にふさわしい内装材の開発が進められている。その一方で、旭化成がセージ社を買収し、 帝人フロンティアがジーグラー社を、日本バイリーンがハンス社を買収するなど、内装材事業の強化に向け た動きも活発である。
  3. 当センターは自動車内装材のシリーズを長年にわたって刊行してきたが、いま車室内空間が大きく変わろう としており、本レポートはその動向を詳述したものである。さらに、静粛性ニーズで需要が拡大している 吸音材と、用途が多様化している不織布の市場を精査し、それらの最新動向を明らかにしたものである。

<目  次>                         見本ページ

1. 内外の自動車市場と最新動向
 1−1 自動車の生産・需要状況
  1−1−1 わが国の自動車生産・販売動向
   (1) 自動車の生産推移
   (2) 自動車の販売動向
  1−1−2 世界の自動車生産・販売動向
   (1) 各国の自動車生産量と推移
   (2) 国別の販売量とメーカーの競合
   (3) 国・地域別のシェアとメーカー販売量
 1−2 日系自動車メーカーのグローバル生産体制
  1−2−1 日系メーカーの国内・海外生産推移
  1−2−2 日系メーカーの地域別海外生産量
  1−2−3 自動車産業の海外依存度と国内生産
 1−3 次世代自動車の最新マーケット動向
  1−3−1 ハイブリッド車の国内生産量と推移
  1−3−2 EV、PHEVの国内販売量
    @EV  APHEV  BFCEV  CHEV
  1−3−3 世界のEV・PHEV市場動向
   (1) 各国のEV・PHEV販売台数と推移
    @中国  A米国  Bノルウェー
    Cドイツ D日本  Eイギリス
    Fフランス  Gその他
   (2) EV、PHEVの車種別販売台数
    @モデル3・S・X  AECシリーズ
    Bリーフ  CQin  PHEV
    DiEV  EプリウスPHV、他
   (3) 自動車各社のEV・PHEV販売台数
    @テスラ社  ABYD社  BBAIC社
    CBMW社  D日産  ERoewe社
    FChery社  Gその他
 1−4 各国の自動車規制とEV・PHEV普及政策
  1−4−1 EV・PHEVの普及促進策
    @ZEV規制(カリフォルニア州)
    ANEV規制(中国)
  1−4−2 内燃機関車の販売停止とEV化政策
    @フランス  Aイギリス  Bノルウェー
    C台湾  Dデンマーク  Eオランダ
    Fドイツ  Gその他
  1−4−3 世界のEV・PHEV市場展望
2. 次世代車の内装材・部品開発と市場
 2−1 内装材をめぐる新動向
  2−1−1 企業買収による事業強化
  2−1−2 自動車開発(CASE)と車室内のニーズ
    @自動運転車  Aコネクテッドカー
    B電気自動車  Cカーシェアリング
 2−2 内装材メーカーの企業買収
  2−2−1 旭化成(セージ社、米国)
  2−2−2 帝人フロンティア(ジーグラー社、ドイツ)
  2−2−3 日本バイリーン(ハンス社、ドイツ)
 2−3 自動車の開発と車室の新コンセプト
  2−3−1 自動運転車の車室デザインと材料
   (1) 自動運転車の開発状況と見通し(レベル1〜5)
   (2) 自動運転による室内の変化
  2−3−2 カーシェアリングと内装材
   (1) カーシェアリングの事業化状況
    @サービス名  A運営会社  B会員数
    Cステーション数  D車輌台数  Eその他
   (2) 車の使用形態と内装材の機能、メンテナンス
    @防汚性  A抗菌防臭性  B表皮材取替え
  2−3−3 電気自動車の室内機能ニーズ
   (1) 静粛性、断熱性の向上
   (2) 車室内の材料と機能
  2−3−4 コネクテッドカーの内装部品
   (1) コネクテッドカーの開発と普及状況
   (2) コネクテッドによる内装材の高機能化
 2−4 座席シートの開発と新繊維資材
  2−4−1 シートの構造と軽量・薄型化資材
  2−4−2 高弾性織編物(布ばね)
    @川島織物セルコン(バネックス)
    A東洋紡(ダイヤフローラ)
    B東レ(スプリンテックス)
  2−4−3 エラストマー立体網状構造体
    @東洋紡(ブレスエアー)
    A帝人フロンティア(エルク)
  2−4−4 三次元立体編物
    @旭化成(フュージョン)
    A住江織物(スウィングネット)
  2−4−5 クモの巣シート(トヨタ)
   (1) 合成クモの糸の開発と性能(スパイバー)
   (2) クモの巣シートのコンセプトと製品特性
 2−5 内装材・部品の新製品開発
  2−5−1 光透過性表皮材(東レ、他)
  2−5−2 不織布の熱プレス成形(ユニチカ、トヨタ紡織)
    @アンダーカバー  A吸気ダクト  Bその他
  2−5−3 タッチセンサーファブリック(セーレン)
  2−5−4 高触感スエード調押出シート(デンカ)
  2−5−5 多機能天井材(帝人)
  2−5−6 スマートカーシート(帝人、他)
3. 自動車用吸音材の製品開発と市場展開
 3−1 自動車の騒音問題と静粛性ニーズ
  3−1−1 自動車の騒音問題
   (1) 騒音の発生部位と比率
   (2) 車内音、車外音の発生機構
    @固体音  A空気音  Bその他
  3−1−2 燃費向上と車内音の増加
    @車体の軽量化  A直噴ディーゼル  Bその他
  3−1−3 ハイブリッド車の防音対策(4代目プリウス)
  3−1−4 自動車の静粛性向上
    @パッシブ対策  Aアクティブ対策
 3−2 自動車の防音対策と吸音材
  3−2−1 防音材の種類と材料
    @制振材  A遮音材  B吸音材
  3−2−2 各種防音材の適用部位
  3−2−3 多孔質材料の遮音・吸音特性
    @透過損失と吸音率  A二重壁遮音構造
  3−2−4 吸音材による騒音制御
 3−3 吸音材の技術開発
  3−3−1 吸音材の開発と性能
   (1) 自動車用吸音材の開発要素
   (2) 各種吸音材の特性比較
    @フェルト  Aグラスウール
    B不織布  Cウレタン
  3−3−2 吸音材の繊維と機能
    @極細繊維  A中空繊維  B異形断面繊維、他
 3−4 吸音材の部位別展開状況と製品開発
  3−4−1 ダッシュインシュレータ
   (1) 遮音性防音材の機構と問題点
   (2) 不織布吸音材の構造と機能
  3−4−2 フロアインシュレータ
   (1) フロア外部の防音システム
   (2) 車室フロアの制振・防音システム
   (3) 吸音性カーペットの構造
  3−4−3 エンジンフードインシュレータ
   (1) エンジンルームの吸音材と要求特性
   (2) フードインシュレータの製品展開
  3−4−4 吸音性天井材
    @表皮材の種類と吸音性  A天井材の構造
  3−4−5 ホイールハウスインシュレータ
   (1) ホイールハウスの防音対策と要求特性
   (2) 不織布吸音材の開発と展開状況
  3−4−6 異音防止材
 3−5 不織布吸音材の市場展開
  3−5−1 各社の製品開発と展開状況
    @日本特殊塗料(RUL、他)  Aトヨタ紡織(RSPP)
    Bスリーエムジャパン(シンサレート)
    C帝人(V−Lap)  D東洋紡(サウンドブロック)
    Eアンビック  F名古屋油化
    Gニチアス(エアトーン)  H三菱ケミカル
    IJX ANCI  Jその他
  3−5−2 吸音材の需要動向
   (1) 不織布吸音材の部位別使用状況
   (2) 不織布吸音材の需要量
  3−5−3 不織布吸音材の課題と展望
   (1) 吸音材の課題
   (2) 不織布吸音材の需要展望
4. 自動車用不織布のマーケット動向
 4−1 自動車の繊維資材と不織布
    @内装材  A安全部品  B補強資材
    Cフィルター  D防音材  Eその他
 4−2 自動車用不織布のマーケット
  4−2−1 自動車用不織布の生産量と推移
  4−2−2 各種不織布の自動車用途と需要量
   (1) 各種不織布の用途と不織布メーカー
   (2) 各種用途の不織布需要量
    @カーペット  A天井材  Bタフテッド基布
    Cリヤパーセルシェルフ  Dワディングカバー
    Eバネ受けシート  F接着シート  Gトノカバー
    Hフィルター  I電池セパレータ  J吸音材
    K新車用塗膜保護シート  Lその他
  4−2−3 不織布メーカーの自動車用展開状況
        (不織布各社の用途、製品全覧)
  4−2−4 自動車用不織布のグローバル供給体制
   (1) 自動車メーカーの海外生産と不織布製品
   (2) 不織布各社の海外進出状況
   (3) 日系不織布メーカーの自動車用生産量と展望
 4−3 不織布内装材
  4−3−1 内装用不織布の現状と展望
   (1) 不織布の使用部位と競合(表皮材、資材)
   (2) 内装材の要求特性と不織布
  4−3−2 シート用不織布
   (1) シート表皮材
    @シート表皮材の品種別需要量と推移
     1)織物  2)編物  3)塩ビレザー  4)不織布
     5)合成皮革  6)天然皮革  7)その他
    A不織布表皮材の使用部位と展開状況
   (2) ワディングカバー
    @トリムカバーの構造とワディングカバー
    Aワディングカバーの種類と競合(スパンボンド、他)
    B不織布の需要量とメーカー
   (3) バネ受けシート
    @バネ受けシートの機能と構造
     1)一体発泡成形  2)スパンボンド複合不織布
    A不織布の需要量とメーカー
   (4) ワディング
    @ウレタン製ワディングの課題
    Aワディング用不織布の開発動向
   (5) シートパッド
    @ウレタンパッドの課題と繊維クッション材
    Aファイバークッションの展開状況
    B自動車用ファイバークッションの展望
   4−3−3 天井材
   (1) 天井材の構造と基材
   (2) 天井表皮材の品種別需要量と推移
    @不織布  Aトリコット  Bその他
   (3) 不織布メーカーの販売量
  4−3−4 カーペット
   (1) 自動車用カーペットの需要動向
    @品種別・部位別需要量と推移(国産、輸入)
    Aライン用の需要量と推移(国産、輸入)
    Bトランクルーム・ラゲッジ用の需要動向
    Cカーペットの生産量と推移(品種別、用途別)
   (2) ニードルパンチカーペット
    @ニードルパンチカーペットの生産・需要動向
    A不織布メーカーの販売量
  4−3−5 タフテッドカーペット基布
   (1) 自動車用タフテッドの需要量と推移
    @ライン用、オプションマットの需要量(国産、輸入)
    Aオプションマットの国別輸入量
   (2) 基布用スパンボンド不織布の需要量と推移
    @一次基布、二次基布の種類
    Aスパンボンド不織布の需要量(一次・二次基布)
     1)ライン用  2)オプションマット用
   (3) スパンボンド不織布のメーカー別販売量
    @ユニチカ  A東洋紡  Bフロイデンベルグ
  4−3−6 ドアトリム
   (1) ドア表皮材の品種別需要量と動向
   (2) ドア用不織布の展開動向
  4−3−7 リヤパーセルシェルフ
   (1) リヤパーセルシェルフ表皮材の要求特性
   (2) 表皮材用不織布の需要量と動向
  4−3−8 トノカバー
   (1) トノカバーの機能と不織布基材
   (2) 不織布製トノカバーの需要量と動向
  4−3−9 ホットメルト接着シート
   (1) 内装材の成形加工と不織布接着シート
   (2) 不織布接着シートの種類と特性
   (3) ホットメルト用不織布の需要量とメーカー
 4−4 新車用塗膜保護シート
  4−4−1 新車用塗膜保護材の種類
    @ワックス  A白色フィルム  B不織布
  4−4−2 塗膜保護用シートのメーカーと需要量
    @旭・デュポンフラッシュスパン  A日東電工、他

    
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