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株式会社大阪ケミカル・マーケティング・センターはマーケットリサーチを専門とする1962年設立の実績ある会社です。

TEL. 06-4305-6570

〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6-7-21-502

 Vol.3 No.209 高機能断熱素材のマーケット全容 −商品展開、需要動向−

 2001年12月刊行  定価:94,439円(税込み103,883円)      B5判 180ページ     
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<刊行のねらい> 高度化する断熱ニーズ

  1. 住宅用断熱材は、新設住宅着工が低迷しているにもかかわらず、次世代省エネルギー基準の施行によって需要が大きく増加した。基準値強化による高気密・高断熱住宅は断熱材の厚手化を促し、木造住宅では充填工法(繊維系断熱材)と外張工法(発泡プラスチック)の競合が一層鮮明になり、断熱材メーカーの商品開発・工法開発が活性化した。
  2. 住宅以外の分野は停滞を余儀なくされているが、ノンフロン、ノンハロゲン、低VOCなどの環境対応製品や、最高の断熱性能を誇る真空断熱材の開発が積極的に進められ、市場に投入されている。断熱材は温度制御の高度化や省エネルギー化において必要不可欠となっており、高機能化へのニーズはますます強くなるであろう。
  3. 断熱材は液体ガスなどの超低温から加熱炉などの超高温に至るまで、応用範囲が非常に広い。最も需要規模が大きく、競争の激しいのは建築分野であるが、船舶・車両、各種機器(冷蔵庫、自動販売機等)、タンク類、配管・ダクト類など、用途は多種多様である。断熱材の種類やメーカーも多く、市場は極めて複雑であるが、本書はそのマーケットを網羅したものである。

<目  次>

1.各種断熱材の特性とマーケット
 1−1 断熱材の構造と断熱性能
  1−1−1 断熱材の伝熱機構
  1−1−2 断熱材の伝熱要素と熱伝導率
   (1) 気体の熱伝導
   (2) 固体の熱伝導
   (3) 対流による熱移動
   (4) 輻射による熱移動
  1−1−3 断熱材の構造と分類
   (1) 断熱材の構成材料と使用温度
    @無機系材料  A合成樹脂  B天然系材料
   (2) 断熱材の構造
    @独立気孔型  A連続気孔型  B積層気孔型
  1−1−4 熱伝導率の変化
    @温度、密度と熱伝導率
    A含水率と熱伝導率  B熱伝導率の経時変化
 1−2 各種断熱材の性能と用途展開
  1−2−1 各種断熱材の性能
    @熱伝導率  A比熱  B密度  C熱拡散率  Dその他
  1−2−2 無機繊維系断熱材の特性と用途
    @グラスウール  Aロックウール
    Bセラミックス繊維
  1−2−3 発泡プラスチック系断熱材の特性と用途
    @硬質ウレタンフォーム  A押出法ポリスチレンフォーム
    Bビーズ法ポリスチレンフォーム  Cポリエチレンフォーム
    Dフェノールフォーム 
  1−2−4 天然系断熱材の特性と用途
    @セルローズファイバー  Aインシュレーションボード
    Bその他(炭化コルク、ウール等)
 1−3 遮熱塗料の機能と用途展開
 1−4 真空断熱材の開発と用途
 1−5 断熱材の課題と展望
2.無機繊維系断熱材
 2−1 グラスウール
  2−1−1 グラスウールの製造法と製品
   (1) グラスウールの製造法
   (2) グラスウールの製品
    @保温板  A保温帯  Bブランケット
    C保温筒  Dバラ綿  E外被材  Fその他
  2−1−2 グラスウールの性能
    @密度と熱伝導率 A繊維径と熱伝導率
    B熱抵抗値  C熱間収縮温度  D耐薬品性  Eその他
  2−1−3 グラスウールの製品展開
    @住宅用グラスウール断熱材
    A一般建築・内装用グラスウール断熱材
    B設備・産業用グラスウール断熱材
  2−1−4 住宅用グラスウール断熱材の種類と使用状況
    @住宅用の種類(密度、厚さ、使用部位)
     1)バット  2)高性能グラスウール
     3)ロール  4)ボード   5)吹込み用
    A充填断熱工法と外張断熱工法
  2−1−5 グラスウールの生産・需要動向
   (1) グラスウールの生産状況
    @ガラス短繊維製品の生産・販売量、販売額
     1)フェルト  2)ボード  3)筒  4)その他
    Aガラス短繊維の生産能力・稼働率
    Bガラス短繊維製品の販売単価
   (2) グラスウールの用途別需要量
    @住宅用  A一般建築用  B産業用
  2−1−6 グラスウールメーカーの動向
   (1) グラスウールのメーカーと業界再編成
    @ガラス長・短繊維、織物のメーカー
    Aガラス繊維メーカーの出資関係
   (2) グラスウールメーカーの生産能力
  2−1−7 グラスウールのメーカー別販売量とシェア
  2−1−8 グラスウールのメーカー別動向
    @旭ファイバーグラス  Aマグ  Bパラマウント硝子工業
    C日本無機  Dニットーボー東岩  E東洋ファイバーグラス
 2−2 ロックウール
  2−2−1 ロックウールの製造法と製品
   (1) ロックウールの製造法
   (2) ロックウールの製品と規格
    @ウール  A保温板  Bフェルト  C保温帯  Dブランケット
    E保温筒  F吹込み用  G吹付け用  Hその他
  2−2−2 ロックウールの性能
    @密度と熱伝導率  A温度と熱伝導率
    B熱間収縮温度  C熱抵抗値  Dその他
  2−2−3 ロックウールの生産・需要動向
   (1) ロックウールの用途別出荷量
    @住宅用断熱材  A非住宅用断熱材  B天井化粧吸音板
    C吹付け耐火・断熱材  D産業用・機械設備用断熱材
   (2) ロックウールの生産量
    @繊維  A粒状綿  B断熱・吸音材  Cその他
  2−2−4 ロックウールのメーカー動向
   (1) ロックウールのメーカーと生産能力
    @ロックウールの製品とメーカー
    Aロックウールメーカーの生産能力
   (2) ロックウールのメーカー別生産・販売量
    @ロックウールのメーカー別販売量
    A住宅用断熱材のメーカー別販売量
  2−2−5 ロックウールのメーカー別動向
    @日本ロックウール  A日東紡績  B川鉄ロックファイバー
    C太平洋マテリアル  Dニチアス
3.発泡プラスチック系断熱材
 3−1 プラスチックの発泡技術
  3−1−1 発泡体の種類と分類
    @発泡倍率  A気泡構造  B硬度
  3−1−2 プラスチックの発泡成形
   (1) 発泡成形技術の種類
   (2) 発泡剤分解法
    @常圧発泡法  A加圧発泡法
   (3) 溶剤気散法
    @ビーズ発泡法  A押出発泡法
   (4) 化学反応法
  3−1−3 発泡剤の種類
    @物理発泡剤  A化学発泡剤
 3−2 発泡プラスチック系断熱材の競合と展開状況
  3−2−1 発泡プラスチック系断熱材の特性と価格
   (1) 各種断熱材の特性比較
    @硬質ウレタンフォーム  Aウレタン現場発泡品
    B押出法ポリスチレンフォーム  Cビーズ法ポリスチレンフォーム
    Dポリエチレンフォーム  Eフェノールフォーム
   (2) 発泡プラスチック系断熱材の価格
  3−2−2 発泡プラスチック系断熱材の需要量と動向
   (1) 住宅用断熱材
   (2) 非住宅用断熱材
  3−2−3 発泡プラスチック系断熱材の環境対策
   (1) フロン対策
    @気体の分子量と熱伝導率
    Aフロンの種類と規制状況  B断熱材の開発状況
   (2) 揮発性有機化合物(VOC)削減対策
    @VOCの種類と室内濃度指針値
    A低VOC濃度ビーズの開発
   (3) リサイクル・廃棄処理対策
    @関連法規制の動向
    Aウレタン発泡用CFCのストック量
     1)建材用  2)冷蔵庫用  3)その他
 3−3 硬質ウレタンフォーム
  3−3−1 硬質ウレタンフォームの製法と特性
   (1) 硬質ウレタンフォームの製造法と製品
    @生成プロセス  A保温板と保温筒  B複合成形品の構造
   (2) 硬質ウレタンフォームの特性
    @密度と熱伝導率  A熱伝導率の経時変化  B透湿係数
    C曲げ強さ  D圧縮強さ  E吸水量  Fその他
  3−3−2 硬質ウレタンフォームの用途別需要量と動向
    @住宅用  A機器用  B船舶・車両用  Cその他
  3−3−3 住宅用硬質ウレタンフォームのメーカー別販売量
    @ボード・パネル  A現場発泡品
  3−3−4 硬質ウレタンフォームのメーカー別動向
    @アキレス  A東洋ゴム工業
    Bブリヂストン C倉敷紡績  Dその他
 3−4 押出法ポリスチレンフォーム
  3−4−1 押出法ポリスチレンフォームの製法と特性
    @密度と熱伝導率  A透湿係数
    B曲げ強さ  C圧縮強さ  Dその他
  3−4−2 押出法ポリスチレンフォームの用途別需要量と動向
    @住宅用  A一般建築用  B冷凍倉庫用  C畳用  Dその他
  3−4−3 押出法ポリスチレンフォームのメーカー動向
   (1) メーカー各社の生産能力
   (2) メーカー別販売量とシェア
    @総販売量  A住宅用販売量
  3−4−4 押出法ポリスチレンフォームのメーカー別動向
    @ダウ化工  A鐘淵化学工業  BJSP  C積水化成品工業
 3−5 ビーズ法ポリスチレンフォーム
  3−5−1 ビーズ法ポリスチレンフォームの製法と特性
   (1) ビーズ法ポリスチレンフォームの製造法
   (2) ビーズ法ポリスチレンフォームの特性
    @密度と熱伝導率  A温度と熱伝導率  B透湿係数
    C吸水量  D曲げ強さ  E圧縮強さ  Fその他
  3−5−2 発泡スチレンビーズの用途別需要量と動向
  3−5−3 住宅用EPS断熱材の需要量とメーカー動向
   (1) 需要量と推移
   (2) メーカー別販売量と動向
    @油化三晶  Aフクビ化学工業
    B積水化成品工業  C鐘淵化学工業  Dその他
 3−6 ポリエチレンフォーム
  3−6−1 ポリエチレンフォームの製法と特性
    @密度と熱伝導率  A透湿係数
    B圧縮強さ  C吸水量  Dその他
  3−6−2 ポリエチレンフォームの需要量とメーカー動向
   (1) 住宅用断熱材の需要量と推移
   (2) メーカー動向
    @旭化成建材  Aその他
 3−7 フェノールフォーム
  3−7−1 フェノールフォームの製造法と製品
    @レゾール型  Aノボラック型
  3−7−2 フェノールフォームの特性
    @熱伝導率  A透湿係数  B曲げ強さ
    C圧縮強さ  D吸水量   Eその他
  3−7−3 フェノールフォームの需要量とメーカー動向
   (1) 住宅用断熱材の需要量と推移
   (2) メーカー動向 
    @日東紡績  A旭化成  Bその他
 3−8 ポリプロピレンフォーム
 3−9 水発泡硬質ウレタンフォーム
  3−9−1 水発泡の反応機構
  3−9−2 水発泡ウレタンフォームの特性
 3−10 その他
    @ユリア樹脂フォーム  A発泡ガラス
    B全芳香族ポリイミド樹脂フォーム
4.天然系断熱材
 4−1 セルローズファイバー
  4−1−1 セルローズファイバーの製造法
  4−1−2 セルローズファイバーの特性
    @密度と熱伝導率  A吸放湿性  B吸音性  Cその他
  4−1−3 セルローズファイバーの施工
    @吹込み工法  A湿式吹込み工法  B吹付け工法
  4−1−4 セルローズファイバーの用途別需要量
    @住宅用  A一般建築用
  4−1−5 セルローズファイバーのメーカー動向
   (1) メーカー別生産能力と販売量
   (2) メーカー別動向
    @十條木材  A王子製紙  B吉水商事
 4−2 インシュレーションボード
  4−2−1 繊維板の種類と特徴
    @インシュレーションボード  AMDF  Bハードボード
  4−2−2 インシュレーションボードの断熱特性
    @T級(畳用)  AA級(一般用)  Bシージング(外壁下地用)
  4−2−3 木質ボードの生産・需要動向
   (1) 各種木質ボードの生産・出荷量
    @各種木質ボードの出荷量
     1)ハードボード  2)パーティクルボード
     3)MDF  4)インシュレーションボード
    A各種ボードの生産量、販売額、単価
   (2) 各種木質ボードの用途別需要量
  4−2−4 インシュレーションボードのメーカー動向
    @大建工業  Aニチハ  Bカイハツボード  Cその他
 4−3 ウール
   (1) ウール断熱材の組成
   (2) ウール断熱材の特性
    @熱伝導率  A吸放湿性  Bその他
   (3) ウール断熱材の製品展開
 4−4 炭化コルク
 4−5 パルプ積層断熱材
5.遮熱塗料
 5−1 機能性塗料と遮熱機能
 5−2 遮熱塗料の性能と材料
  5−2−1 塗膜の遮熱機構
    @太陽光反射  A低熱伝導(断熱)  B熱放射
  5−2−2 太陽光反射
   (1) 塗料の明度と反射率
   (2) 赤外線反射物と高反射低明度塗料
   (3) 加法混色塗料の明度と反射率
  5−2−3 断熱用充填剤
    @マイクロバルーン  Aフレーク
 5−3 遮熱塗料の用途展開
  5−3−1 建築物
    @工場、倉庫  A集合住宅  B畜舎  Cその他
  5−3−2 屋外構造物(各種タンク)
  5−3−3 輸送機器
    @冷凍コンテナ  Aタンカー  B乗用車  Cその他
 5−4 遮熱塗料のメーカーと製品展開
    @長島特殊塗料  A日本ペイント  B新日鉄化学
    C大日本塗料  Dトウペ  Eエスケー化研
    FNTTアドバンステクノロジ  G大同塗料
    H日本特殊塗料  I中央ペイント  J水谷ペイント
    Kオリジン電気  L三井金属塗料化学  M大宝化学工業
 5−5 遮熱塗料の課題と展望
6.真空断熱材
 6−1 真空断熱の原理と応用
 6−2 充填真空断熱
  6−2−1 粉末、繊維の充填効果
    @充填密度  A圧力  B熱伝導率
  6−2−2 粒径、繊維径と熱伝導率
  6−2−3 充填密度と熱伝導率
  6−2−4 金属粉併用粉末真空断熱
  6−2−5 充填真空断熱の応用と課題
 6−3 多層真空断熱
  6−3−1 多層真空断熱の材料と特性
    @反射材とスペーサ  A層密度と熱伝導率
  6−3−2 多層真空断熱の応用
 6−4 真空断熱材の開発と実用化
  6−4−1 真空断熱材の開発状況
    @松下冷機  A日清紡績  Bその他
  6−4−2 ウレタン廃材応用真空断熱材(松下冷機)
   (1) 真空断熱材の構造
   (2) 廃棄ウレタンの破砕、精製
   (3) ウレタン粒径と熱伝導率
   (4) ウレタン表面改質と熱伝導率
   (5) ウレタン粉体の充填真空排気
7.断熱材の用途展開と競合
 7−1 住宅用断熱材の現状と商品開発
  7−1−1 新設住宅着工状況
  7−1−2 住宅断熱化の目的
  7−1−3 次世代省エネルギー基準と断熱材
   (1) 次世代省エネルギー基準の構成
   (2) 地域区分と熱損失係数
    @地域区分の変更  A基準値の強化
   (3) 断熱工法の種類
    @充填断熱工法  A外張断熱工法  B内断熱工法  C外断熱工法
   (4) 熱貫流率と断熱材の熱抵抗値
   (5) 断熱材の工法と厚さ
    @木造住宅  ARC造住宅
   (6) 高気密化と気密施工
  7−1−4 断熱材の工法開発
   (1) 断熱材と施工法
    @断熱工法の種類  A断熱工法の適用部位
   (2) 外張断熱工法の動向
   (3) 外張断熱工法の課題
   (4) 断熱材メーカーの工法開発
  7−1−5 住宅用断熱材の種類と性能、コスト
    @各種断熱材の特性、コスト比較
    A各種断熱材の熱伝導標準値
  7−1−6 住宅用断熱材の需要量と動向
   (1) 断熱材の需要量と新設住宅着工数
    @各種断熱材の需要量とシェア
     1)グラスウール  2)ロックウール  3)セルローズファイバー
     4)ビーズ法ポリスチレンフォーム  5)押出法ポリスチレンフォーム
     6)硬質ウレタンフォーム  7)ポリエチレンフォーム
     8)フェノールフォーム
    A1戸当たりの断熱材使用量推移
   (2) 各種断熱材の競合と需要動向
   (3) 住宅用断熱材の課題と展望
  7−1−7 各種断熱材のメーカーシェア
 7−2 非住宅用断熱材の用途展開
  7−2−1 一般建築
   (1) 各種断熱材の需要量
   (2) RC造建築の内断熱工法
   (3) RC造建築の外断熱工法
   (4) 蓄熱槽の断熱防水
   (5) 倉庫、畜舎・飼育舎
  7−2−2 冷凍・冷蔵倉庫
   (1) 保管温度と断熱材の厚さ
   (2) 断熱材の需要量
  7−2−3 タンク、配管・ダクト
  7−2−4 輸送機器
  7−2−5 各種機器類

    
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