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株式会社大阪ケミカル・マーケティング・センターはマーケットリサーチを専門とする1962年設立の実績ある会社です。

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〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6-7-21-502

 Vol.3 No.321 自動車用プラスチック部品=CASE時代の材料開発=

 2022年2月刊行  定価:80,000円(税込み88,000円)      B5判 160ページ     
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<刊行のねらい> 増える次世代車と樹脂部品の新潮流

  1. いま、自動車は電動化と自動化の二大潮流の中にある。世界のEV・PHEV販売台数は2020年に324万台(EV VOLUMES) となり43.0%の増加であった。21年は675万台で2倍以上に拡大するなど、EV・PHEVの需要は加速度的に増えている。 それと並行して先進運転支援システム(ADAS)の搭載が進展し、21年3月には本田が世界で初めてレベル3の自動運転車 (レジェンド)を発売した。
  2. 自動車の電動化とADAS・自動運転は次世代車の基幹技術であるが、車体の軽量化は依然として課題である。EVの電池 パックはエンジンより重く、電動車輛の軽量化はガソリン車より切実である。EVではバッテリーケース、PCU筐体、 モータ、コネクタなどの樹脂開発が求められており、ADAS・自動運転ではミリ波レーダ、カメラ、ECU、高周波コネクタ などの電子部品が増えている。これらの部品には電波透過性、低誘電率、放熱性、電磁波遮蔽、耐熱性、難燃性、低吸水性、 高寸法精度などが求められ、PBT、PA、PPS、LCP、SPSなどのエンプラを中心に樹脂改質が進められている。
  3. 本レポートはEV・PHEVやADAS・自動運転などのプラスチック部品を取り上げたものである。次世代車に搭載される プラスチック部品は部品樹脂化の新しい流れであり、レポートはその開発状況と市場動向を精査、編纂したものである。

<目  次>                         見本ページ

1. 世界の自動車市場と次世代自動車
 1−1 自動車の生産・需要状況
  1−1−1 わが国の自動車生産・販売動向
   (1) 自動車の国内生産推移
   (2) 日系自動車メーカーの海外生産量
   (3) 自動車の販売動向
  1−1−2 世界の自動車生産・需要動向
   (1) 各国の自動車生産量と推移
   (2) 各国の販売台数と需要動向
   (3) 自動車メーカーの販売量と競合
    ①世界のメーカー別販売量
     1)トヨタグループ  2)VWグループ
     3)ルノー・日産グループ  4)GM
     5)現代グループ  6)ステランティス、他
    ②主要国・地域のメーカー別販売量
     1)米国  2)欧州  3)中国
 1−2 次世代自動車の最新マーケット動向
  1−2−1 国内の各種EV生産・販売量
   (1) ハイブリッド車の生産台数
    ①普通乗用車  ②小型乗用車  ③トラック
   (2) 各種EVの車種別国内販売台数
    ①EV  ②PHEV  ③FCEV  ④HEV
  1−2−2 世界のEV・PHEV販売状況
   (1) 地域別のEV・PHEV販売量と推移
    ①中国  ②欧州  ③北米  ④その他
   (2) EV・PHEVのブランド別販売量
    ①Model 3  ②Mini EV  ③Zoe
    ④Model Y  ⑤Kano EV  ⑥ID.3
    ⑦Leaf  ⑧e−Tron、他
   (3) 自動車各社のEV・PHEV販売量
    ①Tesla社  ②VW社
    ③BYD社  ④BMW社
    ⑤SGMW社  ⑥Mercedes社 ⑦NIO社、他
 1−3 各国のEV・PHEV普及政策と環境評価
  1−3−1 各国の燃費規制・排出ガス規制
    ①日本  ②EU  ③米国  ④中国 ⑤韓国、他
  1−3−2 EV・PHEVの普及促進政策
    ①ZEV規制(カリフォルニア州)  ②NEV規制(中国)
  1−3−3 各国の内燃機関車販売禁止政策
    ①フランス  ②イギリス  ③ノルウェー
    ④ドイツ  ⑤ベルギー  ⑥スウェーデン
    ⑦中国  ⑧米国、他
  1−3−4 電気自動車のLCA評価と環境負荷
   (1) 環境評価の手法と相違点
    ①Tank to Wheel  ②Well to Wheel  ③LCA
   (2) 各種自動車のLCA比較
    ①EV  ②HEV  ③PHEV  ④FCEV
 1−4 CASE開発と次世代自動車
  1−4−1 CASE開発の要素
    ①コネクテッド  ②自動運転
    ③シェアリング  ④電動化(EV化)
  1−4−2 コネクテッドカーの開発・展開状況
   (1) 自動車の情報端末化と接続の多様化
   (2) V2Xの開発動向
  1−4−3 自動運転車の開発・実用化
   (1) 先進運転支援システムから自動運転へ
   (2) 自動運転車の実用化状況
  1−4−4 カーシェアリングの市場
   (1) 拡大する国内のカーシェアリング
    ①車輛台数の推移  ②会員数の推移
    ③事業者別の車輛台数・会員数  ④その他
   (2) カーシェアリングの市場展望
2. 自動車の電動化とプラスチック部品の開発
 2−1 自動車のEV化とプラスチック部品
  2−1−1 自動車部品の種類と出荷額
   (1) 自動車部品の出荷額推移
    ①エンジン部品  ②電装品・電子部品
    ③駆動・操縦部品  ④車体部品  ⑤その他
   (2) 電動車輛用部品の出荷額
    ①PC  ②モータ  ③コンバータ  ④電池、他
  2−1−2 EV化で不要になる部品とその影響
    ①エンジン系  ②燃料系  ③吸・排気系、他
  2−1−3 EV化による重量増加と軽量化ニーズ
   (1) ハイブリッド車の重量増加と軽量化
   (2) 電気自動車のエネルギー効率と軽量化
    ①ガソリン車  ②HEV  ③EV  ④FCEV
 2−2 EV用プラスチック部品のニーズ
  2−2−1 EV化による樹脂部品の要求特性
    ①耐トラッキング性  ②放熱性  ③難燃性
    ④耐ヒートショック性  ⑤電磁波遮蔽性、他
  2−2−2 電気自動車の基幹部品
    ①大容量バッテリー  ②モータ  ③PCU
    ④充電コネクタ・インレット  ⑤その他
  2−2−3 自動車部品用プラスチックの種類
 2−3 各種部品のプラスチック材料
  2−3−1 パワーコントロールユニット(PCU)
   (1) PCUの役割と搭載部品
   (2) PCU用樹脂の要求特性と種類(PPS)
   (3) PCU筐体の樹脂化と課題
    ①電磁波遮蔽性  ②放熱性  ③その他
  2−3−2 電気制御ユニット(ECU)
   (1) 自動車の電子制御システム
   (2) ECUの種類と生産額(世界)
    ①安全系  ②情報系  ③センシング系
    ④パワートレイン系  ⑤環境対応系、他
   (3) ECUの機能と樹脂ケースの要求特性
    ①導電性  ②放熱性  ③その他
   (4) ECUケースの適用樹脂
  2−3−3 バッテリーケース
   (1) バッテリーケースの要求特性と構造
    ①高強度・高剛性  ②難燃性  ③冷却構造、他
   (2) バッテリーケースの材料と軽量化
    ①高張力鋼板  ②アルミ合金  ③その他
   (3) 樹脂製ケースの開発と製品化状況
    ①SMC  ②GMT  ③D−LFT  ④その他
  2−3−4 コネクタ
   (1) コネクタ用材料の要求特性
    ①耐トラッキング性  ②耐加水分解性
    ③難燃性、他
   (2) コネクタ用樹脂の展開状況(PBT、PA)
  2−3−5 モータ
   (1) 高出力モータの絶縁樹脂
   (2) 電動アスクルのプラスチック部品
    ①エポキシ樹脂  ②フェノール樹脂、他
  2−3−6 充電コネクタ・インレット
   (1) 電気自動車の充電方式
    ①接触充電  ②非接触充電  ③電池交換
   (2) 急速充電器の規格
    ①CHAdeMO(日本)  ②GB/T(中国)
    ③CCS1(北米)  ④CCS2(欧州)  ⑤Tesla
   (3) 充電コネクタ・インレットの絶縁用樹脂
3. 先進運転支援システム(ADAS)・自動運転とプラスチック部品
 3−1 自動車の安全性訴求と運転自動化
  3−1−1 自動車のCASE開発
    ①コネクテッド  ②自動運転
    ③カーシェアリング  ④電動化
  3−1−2 ADASの運転支援機能
   (1) 運転支援機能の種類
    ①ACC  ②FCW  ③AEBS  ④TSR
    ⑤LDW  ⑥LKAS  ⑦BSM  ⑧RCTA、他
   (2) 運転支援(ADAS)と自動運転
  3−1−3 自動運転のレベル定義(レベル1〜5)
  3−1−4 運転支援・自動運転の実用化動向
    ①本田  ②トヨタ  ③日産  ④スバル、他
  3−1−5 ADAS・自動運転の基本機能と部品
    ①ミリ波レーダ  ②カメラ  ③ECU  ④その他
 3−2 センサー部品
  3−2−1 センサーの種類と機能
    ①レーダ  ②LiDAR  ③カメラ  ④超音波、他
  3−2−2 ミリ波レーダとプラスチック部品
   (1) 車載用レーダの搭載位置
   (2) ミリ波レーダの構造
    ①アンテナ  ②レドーム  ③ケース  ④その他
   (3) レドームの要求機能と樹脂
    ①電波透過性  ②低誘電率  ③加工性、他
   (4) アンテナ基板の低誘電樹脂(LCP、フッ素、他)
   (5) プラスチックエンブレムのミリ波透過加工
    ①ABS  ②PC  ③インジウム蒸着  ④その他
   (6) バイオ樹脂製レーダカバーの採用
  3−2−3 センシングカメラとプラスチック部品
   (1) 車載カメラの種類(1眼、ステレオ、3眼)
   (2) カメラ筐体の要求特性と適用樹脂
    ①ポリアリレート  ②PA6T  ③その他
   (3) カメラブラケットの要求特性と樹脂(PBT等)
  3−2−4 LiDARとプラスチック部品
   (1) LiDARによる高精度検知
   (2) LiDARケースのプラスチック
 3−3 電動アクチュエータ部品
  3−3−1 アクチュエータ部品の種類
  3−3−2 プラスチック部品の要求特性と樹脂
    ①耐アルカリ性  ②耐ヒートショック性
    ③耐加水分解性  ⑤PBT  ⑥その他
 3−4 高周波コネクタ
  3−4−1 高周波コネクタ用樹脂の要求特性
  3−4−2 高周波コネクタ用樹脂の競合
    ①LCP  ②耐熱PA  ③COP  ④SPS  ⑤その他
 3−5 データ通信機器(V2X)
  3−5−1 V2Xの高速通信
    ①V2V  ②V2I  ③V2P  ④V2N
  3−5−2 通信機器用部品の要求特性と樹脂
    ①難燃性  ②低反り  ③耐加水分解性  ④その他
4. 次世代の軽量プラスチック部品と材料開発
 4−1 自動車の軽量化と材料開発
  4−1−1 自動車軽量化の目的
   (1) 内燃機関車(燃費向上、CO2排出削減等)
   (2) EV・PHEV(航続距離、走行性能向上等)
  4−1−2 軽量車体に向けた材料開発
   (1) 鋼板の高強度・軽量化技術(ハイテン等)
   (2) 炭素繊維複合材料の応用開発
   (3) 樹脂グレージングの実用化
  4−1−3 軽量化材料の競合とマルチマテリアル化
 4−2 炭素繊維複合材料(CFRP)と自動車軽量化
  4−2−1 炭素繊維のマーケット動向
   (1) 炭素繊維の国内生産・販売量
   (2) 世界の炭素繊維需要量と展望
    ①風力発電翼  ②航空宇宙  ③自動車
    ④圧力容器  ⑤その他
  4−2−2 CFRPの成形法と開発
   (1) 各種成形法の特性とサイクルタイム
   (2) 成形技術の開発と方向性
  4−2−3 自動車用CFRPの開発と展開状況
   (1) CFRPによる自動車軽量化とLCA評価
   (2) CFRP構造材の開発と搭載車
    ①自動車メーカー  ②車  ③適用部位
    ④成形法・材料  ⑤成形メーカー、他
  4−2−4 自動車用CFRPのマーケット動向
   (1) 欧州市場の軽量化ニーズとCFRP
   (2) 炭素繊維メーカーの自動車用展開状況
    ①東レ  ②三菱ケミカル  ③帝人  ④その他
   (3) 自動車用CFRPの市場展望
    ①各種CFRPの成形サイクルと自動車生産規模
    ②炭素繊維の需要展望
 4−3 樹脂グレージング
  4−3−1 ウインド用ガラスの軽量化
   (1) 遮音性中間膜によるガラス軽量化
   (2) 樹脂グレージングの採用
  4−3−2 自動車の透明部位と樹脂製品の規格
    ①フロントウインド  ②バックウインド
    ③サイドウインド  ④パノラマルーフ
    ⑤改正JIS規格(耐摩耗性、耐衝撃性、他)
  4−3−3 樹脂グレージングの開発動向
   (1) グレージングの耐摩耗試験
   (2) PCグレージングの要求特性と成形法
   (3) PCグレージングのハードコート技術
  4−3−4 樹脂グレージングの採用車種
    ①自動車メーカー ②車名  ③適用部位
    ④成形品サプライヤー  ⑤その他
  4−3−5 樹脂グレージングの課題と市場性

    
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