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株式会社大阪ケミカル・マーケティング・センターはマーケットリサーチを専門とする1962年設立の実績ある会社です。

TEL. 06-4305-6570

〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6-7-21-502

 Vol.3 No.286 最新・PETボトル&PET樹脂の市場展望

 2015年2月刊行  定価:59,800円(税込み65,780円)      B5判 150ページ     
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<刊行のねらい> 成長するバリアボトルとメカニカル樹脂

  1. PETボトルの需要量は2012〜14年に連続して60万トンを超え、清涼飲料のPET化率は69.2%に達した。しかし市場では価格競争が激しさを増し、飲料各社はボトルの内製化、軽量化、輸入樹脂の採用などでコストダウンを図ってきた。その結果、輸入樹脂のシェアが70%を超え、国内の樹脂メーカーは設備の停止や市場撤退を余儀なくされた。ボトルメーカーも、飲料各社の内製化によって厳しい状況下にある。
  2. その一方で、環境、付加価値をめぐる新しい動きもある。協栄産業のメカニカル再生樹脂はボトル用で増加しており、14年には遠東石塚グリーンペットが参入するなど、いまメカニカル再生樹脂はPETボトルの成長素材となっている。ワイン用のバリア性ボトルも拡大しており、その比率は輸入を含めたワイン全体の30%に達したと推定される。バリア性ボトルは清酒、梅酒などにも採用され、新しい用途が開拓されつつある。また、東洋製罐の微細発泡ボトル(Fi-Cell)のように、付加価値の高いPETボトルも商品化された。
  3. PETボトルの市場は様々な事項が複雑に影響し合っているため、多角的に捉えて全体を把握しなければならない。当センターのPETボトルシリーズは、多くの方々から高い評価をいただいているレポートであり、本書はその最新版として編纂したものである。

<目  次>                         見本ページ

1.PETボトル、PET樹脂の新動向
 1−1 PETボトルの市場経緯と変遷
 1−2 PETボトルの市場と最新動向
  1−2−1 清涼飲料メーカーのコスト・環境対策
  1−2−2 再生樹脂の採用拡大
  1−2−3 バイオPET樹脂の成長
  1−2−4 ボトル軽量化の推進
  1−2−5 バリアボトルによる新分野開拓
 1−3 ボトル用樹脂の市場展望
  1−3−1 ボトル用PET樹脂の競合
  1−3−2 ボトル用PET樹脂の需給バランス
    @バージン樹脂  A再生樹脂(ケミカル、メカニカル)
2.ボトル用PET樹脂の需要動向
 2−1 PET樹脂・製品のマーケット
  2−1−1 ポリエステルの原料合成、重合法
  2−1−2 PET製品の国内生産・需要量と推移
    @繊維  Aボトル  Bフィルム  Cシート
    D樹脂輸出  E輸入シート・指定ボトル
  2−1−3 PET樹脂の生産・需要状況
   (1) PET樹脂の用途別生産量と推移
    @繊維用  A容器(ボトル)用  Bその他
   (2) PET樹脂の国内需要量と市場
    @生産量  A輸出入量  B国内需要量
    C輸入比率  Dバージン樹脂  E再生樹脂
 2−2 ボトル用PET樹脂の生産・需要動向
  2−2−1 PETボトルの用途別需要量と推移
    @清涼飲料  A特定調味料  B酒類
    C洗剤・シャンプー  D食用油  E調味料
    D食用油  E調味料  F化粧品
    G医薬品、その他
  2−2−2 ボトル用樹脂の生産・販売量と単価推移
    @生産量  A販売量  B販売額  C販売単価
  2−2−3 ボトル用樹脂の需要と競合
   (1) 国産・輸入レジンの需要量とシェア
    @ボトル用国産レジン(バージン、再生樹脂)
    A輸入レジン(ボトル用、非ボトル用)
   (2) ボトル用国産・輸入レジンの用途別需要量
    @耐熱ボトル用  Aアセプボトル用  Bその他
   (3) ボトルの種類と樹脂需要量
    @耐熱ボトル  A耐圧ボトル  Bアセプボトル
    C非飲料用ボトル
   (4) ボトル用PET樹脂の価格動向(輸入、国産)
 2−3 PET樹脂の輸入量と推移
  2−3−1 PET樹脂の国別輸入量・輸入額と単価
    @中国  A台湾  Bタイ  C韓国
    Dインドネシア  Eマレーシア  F米国
    Gベトナム  Hインド  Iその他
  2−3−2 ボトル用樹脂の国別輸入量とメーカー
    @遠東新世紀  A新光合繊  BSKケミカル
    Cロッテケミカル  D三井化学  E三菱化学
 2−4 ボトル用PET樹脂のメーカー動向
  2−4−1 PET樹脂メーカーの生産能力と事業再編性
  2−4−2 PET樹脂各社の動向
    @三井化学(MCTペットレジン)  Aユニチカ
    B日本ユニペット(東洋紡、三菱化学)  Cクラレ
    Dベルポリエステルプロダクツ(大和製罐)
    Eペットリファインテクノロジー(東洋製罐)
    F三菱ガス化学  Gその他
 2−5 再生PET樹脂のボトル用展開状況
  2−5−1 廃棄ボトルの再生工程(ボトルtoボトル)
  2−5−2 ボトル用再生樹脂の需要量と採用状況
   (1) 再生樹脂の需要量と推移
    @再生樹脂の用途別需要量
     1)ボトル(食品用、非食品用)  2)繊維
     3)シート  4)成形品、他
    A食品用ボトルの再生樹脂需要量
     1)メカニカルリサイクル  2)ケミカルリサイクル
   (2) 清涼飲料メーカーの採用動向
    @サントリー食品  Aキリンビバレッジ
    B味の素ゼネラルフーヅ  Cその他
  2−5−3 ボトル用再生樹脂のメーカー動向
    @協栄産業  A遠東石塚グリーンペット
    Bペットリファインテクノロジー  Cその他
3.PETボトルのマーケット状況
 3−1 清涼飲料用PETボトルの現状と課題
  3−1−1 清涼飲料、PETボトルの成長率と動向
    @清涼飲料生産量  APETボトル飲料生産量
    BPETボトル需要本数
  3−1−2 清涼飲料メーカーのコスト対策
 3−2 PETボトルの軽量化
  3−2−1 ボトル軽量化の目的
  3−2−2 清涼飲料メーカーの軽量化ボトル
    @コカ・コーラ  Aキリンビバレッジ  B伊藤園
    Cサントリー食品  Dアサヒ飲料  E大塚製薬
    Fえひめ飲料  Gカルピス  Hキッコーマン
    IUCC上島珈琲  J合同酒精  Kヤマサ醤油
    L東洋製罐  M北海製罐  N吉野工業所
    Oその他
  3−2−3 PETボトルの軽量化と樹脂消費量
   (1) 各種PETボトルの軽量化状況
    @清涼飲料用(耐熱、耐圧、アセプティック)
    A酒類用  Bみりん用  Cしょう油用
   (2) ボトル軽量化による樹脂需要への影響
 3−3 清涼飲料の無菌充填とボトル内製化
  3−3−1 無菌充填の目的と生産商品
  3−3−2 無菌充填システムの種類とメーカー
    @大日本印刷  A三菱重工食品包装機械
    B澁谷工業  C東洋製罐  D大和製罐
    E和歌山ノーキョー食品工業  Fその他
  3−3−3 清涼飲料メーカーのボトル内製化
   (1) 飲料メーカーのボトル生産形態
    @プリフォーム購入  APETレジン購入
   (2) 内製ボトルの種類(アセプ、耐熱、耐圧)
   (3) ボトルの成形同時充填システム(BFS)
  3−3−4 無菌充填ラインの生産能力(充填速度)
  3−3−5 飲料メーカーの無菌充填ライン導入状況
    @コカ・コーラグループ  Aキリングループ
    Bサントリー食品  Cアサヒ飲料  D大塚製薬
    E日本キャンパック  F西日本キャンパック
    Gカルピス  Hネスレ日本  IUCC上島珈琲
    J丸善食品工業  K三和缶詰  L日本果実工業
    Mニッセー  Nトーアス  Oジャパンフーズ
    Pジェーシーボトリング  Q日本アスパラガス
    R和歌山ノーキョー食品工業  Sその他
  3−3−6 プリフォームの市場動向
   (1) アセプボトルとプリフォームの需要量
   (2) プリフォームのメーカーと生産動向
    @日本パリソン  ADNPテクノパック
    B北海製罐  Cその他
4.PETボトルの成形技術とボトル開発
 4−1 PETボトルの成形法
  4−1−1 二軸延伸ブロー成形
   (1) 二軸延伸ブロー成形とダイレクトブロー成形
   (2) プリフォーム成形とブロー成形
   (3) コールドパリソン法(同時延伸、逐次延伸)
   (4) ホットパリソン法(3・4ステージ)
  4−1−2 プリフォーム成形の技術開発
    @共射出多層成形  A圧縮成形
  4−1−3 各種PETボトルの特性と成形法
   (1) PETボトルの種類と用途
   (2) 耐圧ボトル(ボトル構造、ガス損失)
   (3) 耐熱ボトル(1モールド法、2モールド法)
   (4) 耐熱圧ボトル(2段ブロー成形、他)
  4−1−4 結晶核剤によるボトルの生産性向上
  4−1−5 微細発泡PETボトルの成形法(東洋製罐)
    @射出成形(MuCell)  A発泡延伸  Bその他
 4−2 PETボトルの軽量化と成形法
  4−2−1 軽量ボトルの製品設計
  4−2−2 耐圧ボトルの軽量化
  4−2−3 ガスバリア樹脂による軽量化
  4−2−4 陽圧無菌充填と軽量ボトル
  4−2−5 ホットパック用軽量ボトル
  4−2−6 底部減圧吸収ボトルの軽量化
 4−3 ガスバリア性PETボトルの開発と採用状況
  4−3−1 ガスバリアの原理と材料構成
  4−3−2 コーティングボトル
    @樹脂  Aシリカ  Bカーボン(ACTIS、DLC)
  4−3−3 多層ボトル
    @PET/EVOH系  APET/N-MXD6系
  4−3−4 酸素吸収性ボトル
   (1) 酸素吸収材の種類と製品化
   (2) 酸素吸収性ボトルの応用状況
  4−3−5 世界のガスバリア性ボトル採用動向
  4−3−6 日本のガスバリア性ボトル需要状況
   (1) ガスバリア性PETボトルの用途展開
    @炭酸飲料  Aワイン  B清酒
    Cホット飲料  D食用油
   (2) ガスバリア性ボトルのメーカーと展開状況
    @東洋製罐(SiBARD、オキシブロック、他)
    A吉野工業所(DLC、多層ボトル、ブレンドボトル)
    B北海製罐(ACTIS−Lite)  C三菱樹脂(DLC)
    D凸版印刷(GL-C)  Eその他
 4−4 バイオプラスチックのボトル開発
  4−4−1 ポリエステル系バイオ樹脂とボトル
   (1) 各種ポリエステルのモノマーとバイオマス化状況
    @PET  APTT  BPBT  CPEN  DPBN  EPEF
   (2) バイオPET樹脂の事業化動向
    @豊田通商 A岩谷産業 B東レ Cその他
   (3) バイオPETボトルの採用動向
    @コカ・コーラ社(PlantBottle)  Aペプシコ社
    Bサントリー食品  Cキリンビバレッジ  Dその他
   (4) 世界のバイオPET樹脂需要動向
  4−4−2 ポリ乳酸(PLA)ボトルの展開状況
    @平和化学工業所  A東洋製罐  Bその他
  4−4−3 バイオPEボトルの展開状況
  4−4−4 バイオプラスチックボトルの課題と展望
5.PETボトルのマーケット
 5−1 PETボトルの用途別需要本数
 5−2 清涼飲料用PETボトルの需要動向
  5−2−1 清涼飲料の容器別生産量とシェア
   (1) 清涼飲料の生産量と販売額
    @炭酸飲料  A果実飲料  Bコーヒー飲料
    C茶系飲料  Dミネラルウォーター
    Eスポーツ・機能性飲料  Fその他
   (2) 各種飲料の容器別生産量とシェア
    @PETボトル(通常、ホット)  Aびん
    Bスチール缶(SOT缶、ボトル)
    C紙  Dアルミ缶(SOT缶、ボトル)  Eその他
   (3) トクホ飲料の成長と市場規模
  5−2−2 PETボトル清涼飲料の生産推移とシェア
   (1) PETボトル清涼飲料の生産量と推移
    @各種コールド飲料  A各種ホット飲料
   (2) 各種清涼飲料のPET化率と推移
  5−2−3 PETボトルの品種別需要本数とシェア
    @耐熱ボトル  A耐圧ボトル  B耐熱圧ボトル
    Cアセプティックボトル  Dホット飲料用ボトル
  5−2−4 大型・小型ボトルの需要本数とシェア
  5−2−5 清涼飲料メーカーのPETボトル使用本数
    @コカ・コーラ  Aサントリー食品  Bアサヒ飲料
    C伊藤園  Dキリンビバレッジ  E大塚グループ
    Fカルピス  Gポッカサッポロ  Hダイドー  Iその他
 5−3 PETボトルの用途別需要動向と容器の競合
    @炭酸飲料  A果実飲料  B茶系飲料  Cコーヒー飲料
    Dミネラルウォーター  Eスポーツ・機能性飲料  F酒類
    G化粧品  Hしょう油・調味料  I洗剤・シャンプー
 5−4 小型PETボトルの市場動向
  5−4−1 小型ボトルの清涼飲料別需要本数
  5−4−2 清涼飲料メーカーの小型ボトル使用本数
  5−4−3 小型ボトルの市場動向(自販機販売、ホット飲料)
6.PETボトルのブローメーカーとボトル成形機
 6−1 PETボトルメーカーの動向
  6−1−1 PETボトルのブローメーカー全覧
  6−1−2 PETボトルメーカーの動向
    @東洋製罐  A吉野工業所  B北海製罐  C石塚硝子
    D三菱樹脂  EDNPテクノパック  Fワイディープラスチックス
    G凸版印刷  H大和製罐  I長野吉田工業  J東静容器
    Kパイオニア工業  Lきた産業  Mその他
  6−1−3 ボトルメーカーの現状と課題
   (1) 無菌充填ラインの拡大とボトルメーカーの対策
   (2) ボトルメーカーのプリフォーム販売
   (3) ボトルメーカーの充填事業
   (4) PETボトルの高付加価値化と用途開発
 6−2 PETボトル成形機の動向
  6−2−1 ブロー成形機の生産量と国内需要量
    @生産台数  A生産重量  B生産額  C国内需要量
  6−2−2 ブロー成形機の生産・輸出入動向
  6−2−3 延伸ブロー成形機のメーカーと競合
    @1ステージ機  A2ステージ機  Bパリソン成形機
  6−2−4 延伸ブロー成形機のメーカー動向
    @日精エー・エス・ビー機械  A青木固研究所
    Bフロンティア  Cタハラ  Dヨーキ産業  Eその他
  6−2−5 パリソン成形機のメーカー動向

    
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