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株式会社大阪ケミカル・マーケティング・センターはマーケットリサーチを専門とする1962年設立の実績ある会社です。

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 Vol.3 No.308 新しい機能性コーティングの用途開発と市場

 2019年7月刊行  定価:86,000円(税込み94,600円)      B5判 150ページ     
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<刊行のねらい> 塗布技術が支える成長分野

  1. 世界に広がる海洋プラスチックのごみ問題は脱プラスチックの流れを生み、容器包装に材料転換をもたらそうとしている。 市場では紙基材のバリアコーティングや撥水・撥油コーティングが拡大しつつあり、シャンプー容器には耐水性の紙パック が使用されるようになった。しかしながら、バリアコートフィルムが食品の賞味期限延長と食品ロス削減に貢献している ように、総てが紙製品へ切替えられるわけではない。
  2. 電子分野では、スマートフォンや電気自動車などに使用される積層セラミックコンデンサが急増し、それに伴ってセラミック シートの離型フィルムが大きく増加した。半導体の製造では、シリコンウエハのバックグラインド(BG)工程とチップのダイシ ング(DC)工程に粘着テープが使用されているが、半導体の生産増加に伴ってテープの需要が拡大してきた。また、自動車では 窓ガラスを代替する樹脂ウインドの開発が進められており、その実用化はハードコート技術が鍵を握っている。
  3. 本レポートは動きが活発化しているバリアコート、ハードコート、自己修復コート、防汚コート、工程用コーティング製品 などを取り上げ、その技術開発や製品展開を精査し、それらの最新動向を詳述したものである。

<目  次>                         見本ページ

1. 高機能コーティングの用途と成長分野
 1−1 高機能コーティングの種類と市場
  1−1−1 コーティングの目的とニーズ
  1−1−2 コーティング加工による機能と用途
    @バリア性  A耐擦傷性
    B自己修復  C防汚、他
  1−1−3 コーティング技術の種類と特性
    @ウェットコーティング  Aドライコーティング
 1−2 高機能コーティングの成長製品
  1−2−1 脱プラスチックと紙製容器包装材
   (1) 海洋プラスチック問題と容器包装材
    @海洋プラスチックごみ問題の状況
    A生分解性プラスチックの応用
   (2) 紙製容器包装材の新製品開発
    @紙パック入り差し替え用シャンプー(日本製紙)
    A耐水性紙パック(凸版印刷)
    Bキャップ付き紙容器(日本テトラパック)
    C紙容器用耐水・耐油性コーティング剤(DIC)
  1−2−2 電子デバイスの生産増加と工程用塗布材
   (1) セラミックコンデンサ用離型フィルム
   (2) 半導体製造工程用BG・DCテープ、保護フィルム
 1−3 高機能コーティングの市場展望
2. バリアコーティング
 2−1 バリアコーティングの製品と市場動向
  2−1−1 バリア機能の付与技術と製品
   (1) バリアフィルムの種類
    @単体フィルム  A共押出フィルム
    Bコートフィルム  C蒸着フィルム  Dその他
   (2) ウェットコーティングの材料と製品特性
    @PVDCコーティング  Aアクリル系コーティング
    BPVAナノコンポジットコーティング  Cその他
   (3) ドライコーティングの材料と製品
    @アルミニウム蒸着  APVD(アルミナ)
    BCVD(シリカ)  C二元蒸着  Dその他
  2−1−2 各種製品の要求バリア性能と位置づけ
    @食品包装  ALCD  B太陽電池  C真空断熱
    D有機EL照明・ディスプレイ  Eその他
  2−1−3 バリア市場の新動向
   (1) 紙容器包装材用バリアコーティングの開発
   (2) フレキシブルディスプレイの開発とバリアフィルム
 2−2 食品用バリア包装材
  2−2−1 食品包装の市場とバリア包装材の新動向
   (1) 食品の廃棄ロス削減とバリア包装材
    @賞味期限の延長  Aバリア性能向上  Bその他
   (2) バリアフィルム代替コーティングによる包装紙
  2−2−2 各種バリア包装材の需要量とメーカー動向
   (1) バリアフィルムのメーカー全覧
   (2) 各種バリアフィルムの需要量
    @PVDCコートフィルム  Aアルミ蒸着フィルム
    B共押出多層フィルム  C透明蒸着フィルム
 2−3 食品用バリア容器
  2−3−1 ガスバリア性PETボトル
   (1) バリア性PETボトルの種類とバリア材
    @コーティングボトル  Aブレンドボトル
    B多層ボトル  C酸素吸収性ボトル
   (2) バリアPETボトルのコーティング技術と製品展開
    @シリカコーティング(SiBARD、GL−C)
    Aカーボンコーティング(ACTIS、DLC)
   (3) バリアPETボトルのメーカーと展開状況
    @東洋製罐  A凸版印刷  B吉野工業所
    C三菱ケミカル  Dその他
  2−3−2 CNFコーティング紙カップ
   (1) セルロースナノファイバーのガスバリア性
   (2) CNFコート紙カップの開発と構造(凸版印刷)
 2−4 ハイバリアコーティング
  2−4−1 ガラス基板の代替ニーズと要求特性
    @ロールtoロール  Aバリア性能
    Bフレキシブル性(耐屈曲性)  C光透過性
  2−4−2 フレキシブル製品の構造とバリア技術
    @有機EL照明・ディスプレイ  Aその他
  2−4−3 ハイバリアコーティングフィルムの製造方法
    @マルチレイヤー構造  A有機/無機積層
  2−4−4 各社のハイバリアフィルム開発動向
    @コニカミノルタ  A凸版印刷
    B三菱ケミカル  C東レ  D大日本印刷
    E富士フイルム  Fその他
3. 表面保護コーティング
 3−1 表面保護コーティングの開発と市場
  3−1−1 表面保護のニーズと機能
  3−1−2 表面保護コーティングの種類と特性
    @ハードコート  A自己修復コーティング
    B防汚コーティング  Cその他
 3−2 ハードコーティング
  3−2−1 ハードコートの材料と加工
   (1) ハードコートの特性
    @硬度・耐擦傷性  A密着性  B柔軟性
    C耐熱性  Dガスバリア性  Eその他
   (2) ハードコート剤の種類と特徴
    @有機系  A無機系  B有機/無機系
   (3) UV硬化ハードコート剤の特性
    @ラジカル重合系  Aカチオン重合系
  3−2−2自動車用樹脂グレージングのハードコート技術
   (1) 自動車の樹脂グレージング採用動向
    @フロントウインド  Aサイドウインド
    Bリアウインド  Cパノラマルーフ
    Dクォータウインド  Eその他
   (2) 樹脂グレージングの要求特性と成形
   (3) 樹脂グレージングの表面処理技術
    @プライマー(アクリル系、紫外線遮蔽)
    Aハードコート(有機/無機系、耐擦傷性)
    Bトップコート(プラズマCVD)
 3−3 自己修復コーティング
  3−3−1 自己修復とハードコートの塗膜特性
  3−3−2 自己修復コーティングの種類と材料
   (1) コーティング層の自己修復原理
    @自己復元(弾性回復)  A自己治癒(分子の拡散・結合)
   (2) 自己復元コーティングの材料
    @ポリイソシアネート  A特殊ポリオール、他
   (3) 自己治癒材料の開発動向
    @マイクロカプセル  A中空ガラス繊維 Bその他
  3−3−3 ウレタン系自己修復コートの製品と展開状況
   (1) 自己修復コーティング製品の開発動向
   (2) ウレタン系自己修復材の製品展開
    @携帯機器筐体  A建築用化粧フィルム
    B自動車用塗料  C成形用加飾フィルム
    D異型押出成形保護フィルム  Eその他
  3−3−4 自己治癒系修復材料の開発動向
    @CNF担持  Aシクロデキストリン  Bその他
4. 防汚コーティング
 4−1 防汚コーティングの製品と市場
  4−1−1 携帯機器の防汚コーティング
   (1) 携帯機器の防汚ニーズと防汚原理
    @付着防止  A目立ちにくさ  B拭取り性
   (2) 防汚機能の付与と被膜構造
   (3) 防汚コーティングの技術開発
    @撥水・撥油性、親水・親油性の付与
    A微細凹凸による防汚性付与
  4−1−2 セルフクリーニング
   (1) 光触媒反応と機能
    @光触媒の機能と実用化
    A酸化分解(消臭、防汚、抗菌、大気浄化等)
    B超親水性と超親油性 C超撥水性
   (2) 超親水によるセルフクリーニング
   (3) セルフクリーニングの用途
   (4) 光触媒のコーティング技術
    @酸化チタン光触媒の種類
    A光触媒コーティング膜の構造
    B光触媒コーティング膜の特性
    Cコーティング膜の成膜材料
    D光触媒のコーティング法
   (5) 光触媒コーティングの課題
 4−2 撥水・撥油コーティング
  4−2−1 防汚加工と撥水・撥油コーティング
   (1) フッ素系コーティングの撥水・撥油機能
   (2) 撥水・撥油コーティングの課題
    @表面平滑性  APFOA・PFOS
  4−2−2 食品包装用耐油紙の展開状況
   (1) 食品包装用耐油紙の種類と特性
    @ラミネート紙  Aコーティング紙
    Bパーチメント紙  C高密度耐油紙
   (2) コーティング系耐油紙の製品展開
    @フッ素系  Aノンフッ素系
   (3) 脱フィルムとコーティング系耐油紙の展望
 4−3 耐指紋コーティング
  4−3−1 耐指紋コーティングの製品開発
   (1) 携帯機器の指紋付着防止ニーズ
    @視認性向上  A高級感・清潔感の向上、他
   (2) 指紋付着防止コーティングの技術開発
    @微細凹凸付与  Aその他
  4−3−2 耐指紋コートフィルムの市場動向
5. 電子デバイス工程用コーティング
 5−1 電子デバイスの製造工程とコーティング材
  5−1−1 工程保護用粘着フィルムの機能と用途
   (1) 工程用保護フィルムの基本機能
   (2) 工程用保護フィルムの用途
  5−1−2 拡大する電子デバイスと保護フィルム
    @積層セラミックコンデンサ用離型フィルム
    A半導体製造工程用粘着テープ
 5−2 積層セラミックコンデンサ(MLCC)用離型フィルム
  5−2−1 MLCCの製造工程と離型フィルム
   (1) 積層セラミックコンデンサの構造
    @誘電体  A内部電極  B外部電極  Cその他
   (2) 積層セラミックコンデンサの製造工程
  5−2−2 離型フィルムの剥離性と素材
    @基材フィルム  A離型剤  Bその他
  5−2−3 離型シートのチップ剥離(加熱発泡)
  5−2−4 MLCC用離型フィルムの市場動向
   (1) 急増するセラミックコンデンサの生産量
   (2) MLCC用離型フィルムの需要量とメーカー
    @東洋紡  A帝人  B三井化学東セロ  C東レ、他
 5−3 半導体製造工程用粘着テープ
  5−3−1 回路形成後の半導体製造プロセス
    @バックグラインド(BG)  Aダイシング(DC)
  5−3−2 工程用粘着テープの種類と展開状況
   (1) BG工程用粘着テープの素材と機能
   (2) DC工程用粘着テープの素材と機能
    @ブレードダイシング  Aステルスダイシング
    Bレーザーアブレーションダイシング  Cその他
   (3) パッケージダイシングと粘着テープ
    @切削くず(ヒゲ)発生防止  Aその他
   (4) シリコン貫通電極(TSV)のバックグラインド
  5−3−3 工程用粘着テープの市場動向
   (1) 半導体の生産量と推移
   (2) シリコンウエハの生産量と推移
    @生産量  A販売額  B単価推移
    Cサイズ別生産・販売量  Dその他
   (3) 工程用粘着テープの需要量とメーカー
    @三井化学東セロ  A古河電気工業  B日東電工
    Cリンテック  D日立化成  E住友ベークライト、他
 5−4 工程用保護フィルム
  5−4−1 工程用保護フィルムの構造と素材
  5−4−2 保護フィルムの要求特性と機能
    @貼合わせ  A剥離性  B粘着力  Cその他
  5−4−3 有機/無機ハイブリッドコートフィルムの開発
  5−4−4 工程用保護フィルムの市場動向
 5−5 電子デバイス用フッ素コーティング
  5−5−1 フッ素樹脂コーティングの特徴
    @非粘着性  A耐熱性  B耐摩耗性  Cその他
  5−5−2 フッ素コーティングの種類と特性
    @PTFE塗料系  AFEP塗料系  BPFA塗料系
    CETFE塗料系  DECTFE塗料系
    Eフッ素ゴム塗料系  F変性塗料系  Gその他
  5−5−3 フッ素コーティングの塗布法
  5−5−4 電子基板・部品用防湿保護コーティング

    
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